「NODE WORKSHOP SHOWCASE 2012」でのワークショップ

2013年を迎え、アートラボあいちも新しい展示が始まっています。112日~14日の連休には、いくつかのワークショップなどが開催され、賑わいました。

 

そのうち、19日からアートラボあいち3階で開催中の「NODE WORKSHOP SHOWCASE 2012」で行われたワークショップ等をご紹介します。

 

112日(土)には、ワークショップ「クラフトロボで照明をつくろう」が行われました。参加者それぞれが、厚紙や色紙、LED電球を使って照明を作りました。自分の好きな絵や模様を厚紙や色紙に描いたり切ったりして、三角柱の型紙をデコレーションしていきます。塔を描いたり、海に住む生き物を描いたり、個性豊かな作品が出来上がっていきました。その中に6色に光る電球を入れてみると...

 


こんなにもステキな照明ができました!

 

13日(日)には、プロジェクションマッピングのワークショップが行われました。特別講師は、映像アーティストの尾崎勝さんです!尾崎さんからは、ご自身が手がけられた東京コレクションでの演出や上海万博の日本館映像演出を始めとした、これまでの作品やプロジェクトについてのお話をしていただきました。その後、デモンストレーションが行われました。


 


壁に立方体の発泡スチロールを貼り付けて、そこにプロジェクターを使って、光を投影していきます。「光を使って、影を作り出すこともできる」という尾崎さんの言葉に、最初、"え?影を光で作り出す??"とよく意味が分かりませんでしたが、黒い光と白い光を上手く使い分けることで、自在に影を作り出していく様を見て、"そんなことができるのか!"と驚きました。こうしてみると、今、自分たちが目にしている影も光も、本当にそこに実在しているのかどうか...と不思議な感覚になりました。

昨年の暮れには、東京駅丸の内駅舎で行われていたプロジェクションマッピングが、激しい混雑が予想されることから中止することが決まってしまうなど話題に上がったプロジェクションマッピング。是非一度は見てみたいという人気は、これからますます高まっていくのではないでしょうか。 

 

NODE WORKSHOP SHOWCASE 2012」は、メディアアートを使った作品が展示されています。展示は120日(日)までとなっていますので、お見逃しなく!

 

プロジェクションマッピングとは?

投映対象の表層に映像という素材を貼り合わせる、という意味があり、それよって対象が持つパーツ・凹凸といった情報を利用しながら、映像による光や陰影を与えることで、対象が持つ様々な情報がある時はより立体的に、そしてあるときは全く別の表情を浮かび上がらせ、更には動かないはずのモノが本当に動いているかの様なリアルな立体感、空間感を表現することができる。

 

M.K