ポロックワークショップ

先日、アートラボあいち2階にて愛知県美術館で開催中の「生誕100 ジャクソン・ポロック」展関連企画「ドリッピングに挑戦しよう」が実施されました。

今回のワークショップでは、私がポロック/みんなでポロックと題して2つのプログラムを用意しました。

 


私がポロックでは、B5ほどのキャンバスペーパー(画用紙の表面にキャンバスのような凹凸が加工されたもの)に、ドリッピング(滴らし)やポーリング(流し込み)などの技法をつかって、参加者オリジナルの作品を制作しました。


絵具は、黒・白・赤・青・黄の5色。混ぜて自分の好きな色を作っている方もいました。かなりの量の絵具を使って、筆を動かすので、けっこうな飛び散りがありました。そのため、服を汚したくない方へブルーシート特製エプロンも用意しました。

参加者それぞれ、個性的な作品が多くでき、中にはこれは絵具だけの重さだろうかと思う程にずしりとした作品が出来上がっている方もいました。

 

もうひとつのプログラムは、みんなでポロックです。こちらは、約1.5×3mのキャンバスを床に敷いて、まさにポロックのように、絵具を画面へと流し込んだり、飛び散らせたりするものです。


広範囲への飛び散りを見越して、会場の壁に養生をしましたが、案の定天井へも絵具が飛んでいました。振りかぶってのドリッピングで、参加してくれたある親子は、頭からつま先まで全身ポロックになっていました。




プログラムの途中では、用意した絵具がなくなり追加で絵具を調達する場面もあり、ポロックがいかに大量の絵具を使って描いていたかがわかるプログラムでした。