12月5日(水)に、アートラボあいち1階にて錦二丁目・長者町界隈まちづくり「まちのしゃべり場」が開催されました。
しゃべり場は、まちに関わる人が集まり、まちづくりについて参加者同士が意見交換を行う会としてこれまでも定期的に開催されてきました。
今回、久しぶり行われたしゃべり場のテーマは「まちとアート 長者町を覚醒せよ‐あいちトリエンナーレ2013 長者町地区での開催に向けて‐」です。
ゲストにあいちトリエンナーレ2013芸術監督である五十嵐太郎さんを迎え、来年のトリエンナーレについてのお話の後、NPO法人まちの縁側育くみ隊の延藤安弘先生、あいちトリエンナーレ2013アシスタントキュレーターの吉田有里さんによる鼎談が行われました。
しゃべり場の特徴は、ゲストだけでなく、会場にいる皆さんが参加して意見交換を行うという点です。会場の皆さんには付箋が配られ、そこにゲストに対する質問や感想を書き、その中から吉田さんが会場に紹介していきます。
「アートに関心のない人に対してのアプローチは?」という会場からの問い掛けに対して監督からは、「身近な人から面白い、見に行ったほうがいいよ。と言われれば、関心がない人も行ってみようかな、という気になる。面白いと思った人が、一人一人広報マンになってほしい。」というお話がありました。
また、まちの人からは「アートがまちの旦那衆を生み出している」いう意見が出ました。「展示場所を貸してほしい、こんな展示をしたいといったトリエンナーレ側からの無理難題がまちの包容力を高めていく。だからトラブルをいっぱい起こしてほしい」といった力強い声も聞こえました。
会の最後には、延藤先生による、しゃべり場恒例の本日のまとめが行われました。今回のしゃべり場で出てきた話題を8つのまとめで振り返ります。
めくるめくファイバーシティを創造と楽しさあるダイバーシティへ
ざわめく感動を発信し、語り合おう!
目に見えるオブジェアートとプロセスアートの両立実現へ
るんるんワクワク&リーズナブルな子ども参加を!
丁々発止のやりとりで駐車場を有機的隙間に
若者もだんなもアーティストも来街者も繋がりあおう
まち再生のドライビングアートのガイドブック化へ
地域連携、長者町から東北復興へ
これらの頭文字の音を取ると・・・
『めざめる長者町』となりました!
来年8月10日から開催するあいちトリエンナーレ2013に向けて、今後も、長者町地区は会場としてのみならず、まちの旦那衆を中心としたまちの動きからも目が離せなくなってきました!
*あいちトリエンナーレ2013の情報はこちらからご覧いただけます。 http://aichitriennale.jp/
(M.K)