ただ今アートラボあいちで開催中の「うたかた」展を、みなさまご覧になられましたでしょうか。
この「うたかた」展では、小牧市の常懐荘で開催されている「うつせみ」展のサテライト展示として、8組の作家がアートラボあいち1階全体を使って小さな作品たちを展示しています。
あまりにささやかな展示なので、作品と気づかず通り過ぎてしまうこともあります。
実際、アートラボあいちの展示でもラボの壁の一部のように溶けこんでいて、作品を見つけるのに苦労している来館者の姿も見られます。
小牧の「うつせみ」展でも同じような展示を行っていると聞いて、おもしろそうだな、と思っていたのですが、ようやく先日「うつせみ」展を見に小牧まで行くことが出来ました!
木々に囲まれた古めかしい一軒家の常懐荘。なんとも言えない趣を醸し出しています。
玄関に置いてあるマップを見ると、作品は至る所に展示されている様子。
早速、作品を探しに常懐荘を巡ります。
マップによると、廊下に作品があるはず。歩きながら探してみると、これはすぐに発見できました!
次は洋室です。ここには3組の作家の展示があるとのこと。
2つは結構簡単に発見できました。もう1つは、どこだろう?と思いながら、じーっと辺りを見渡しながら、やっと発見!
そんな感じで次々と作品を見つけていきます。
このまま最後まで行くと思いきや、作家の森川さん曰く、レベル5の難関が庭に展示されているそうです。
色んな角度から庭を見て、立ったりしゃがんだりしてみましたが見つかりません。
森川さんからヒントをもらい、再度探してみて、やっと見つけることができました。
通常の展覧会のように作品が鑑賞者を待ち構えるのではなく、鑑賞者が作品を探すというこの展覧会。
探すという行為を通して、建物をじっくりと見る機会にもなり、また、軒下に座りながらゆっくりと庭を眺める良い機会にもなりました。
まるで宝探しのような感覚で作品を探していくこの2つの展覧会に是非、お越しください。
両展覧会は10月14日(日)まで開催しています!
*「うつせみ」展の詳細はこちらをご覧ください。
http://www.utsusemiproject.com/about.html
*「うたかた」展の詳細はアートラボあいちのウェブをご覧ください。
(M.K.)